2014年06月16日

それでもボクはやってない』

Shall we ダンス? 』から約10年ぶりの周防正行監督の作品. とある映画ファンの方が「こんな映画を周防監督が作ってくれるなら、また10年でも待ちます」と言っていたのも納得の素晴らしい出来の映画でした. それ故に公開当時、関西の某弁士タレントH村淳さんが自身のラジオ番組で周防監督と加瀬亮さんをゲストに呼んでおきながら、その2人の前で結末まで語ってしまったことが悔やまれるばかりです. まぁ関西ではH村淳さんが映画紹介で結末まで語ることなんて、今では常識化してしまっているんですけど、監督たちは驚いたことでしょうね. さてそんなことよりもこの映画を見ると絶望先生でなくとも日本の司法制度に絶望してしまいます. 裁判官も警察も検事も誰も信用などしてはいけない、裁判官なら信じてくれるなんてことは夢物語だと言われているようでした. 特に裁判官も官僚と同じで国家に楯突かない者が出世するからこそ、みんな無罪は出そうとしないなんてバカげています. 最後の法の番人と言われているのが裁判官なのに、有罪率99.9%って何なんですか!?痴漢容疑を掛けられたら最後、真実がどうであれ誰もが犯人になるなんておかしすぎますよ. さらにもっと不思議に思ったのは裁判なのに、案件が痴漢というだけで被害者の供述ばかりが優先されているのも納得いかなかったです. 確かに被害者の意見は最重要です. しかし冤罪事件も多発しているなか、あんな曖昧な発言や他人に誘導され勝手に作られた記憶を有罪の立証に採用するなんて腹立たしいです. 駅員の不手際、刑事のミス捜査、担当弁護士の中途半端な記録などがあるのに、彼が無実であることを証明できないから有罪っておかしいですよ. 素人目でも無実であるかどうかは分からなくても、少なくとも有罪であるとも言えないのに、日本の裁判って最低だと思いました. 私も普段から電車通勤しているので、特に痴漢行為に間違われるようなことはできるだけ避けるように心掛けています. でもいつ何があるか分かりませんし、こんな映画を見たら裁判官や警察も真実がどうであれ、疑われている人の顔や見てくれだけで痴漢だと決め付けてくるかも知れません. 結局は己の出世のためにコイツは利用できると思われたら最後ってなもんですか? 私たち一般市民は裁判官の出世の糧ですか? 結局真実を知っているのは自分だけ. バスケットシューズ 真実を見抜いてくれる存在なんて期待などしてはいけない. 弱きを助けてくれる存在などこの国にはいない. そう思っていないとダメと言われているような、すごい映画でした. 深夜らじお@の映画館 は痴漢もののDVDはあまり見ないです.
posted by HagiwaraYumi at 07:42| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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